20歳4ヶ月柴犬(メス)、過ごした日々
2023年4月7日、『18歳9ヶ月の柴犬です。
5年前に前庭疾患と併発した緑内障により右目を失明してしまいました。
そして一年半前くらいから認知症になってしまいグルグル旋回するようになってしまいました。
後ろ足の筋力が低下してきたようで最近は3分くらい回っていると尻餅をついてしまうようになりました。
2週間ほど前から歩行器をつかったリハビリをしていますが、なかなか後ろ足がうまく動かせていません。
治療によって後ろ足の動きが改善されるなら、と往診を希望します。』これが初めて鈴木先生に宛てたメールでした。
当時の小麦はとにかくクルマでの移動が嫌いで走り始めて数分もたたないうちにギャンギャン鳴き続けてしまい、病院に連れて行くのがとてもストレスでどうしたものかと悩んでいたのです。
そこで「往診」という選択肢があることを知り、ネットでいろいろ検索。そして出会ったのがベル動物病院の鈴木先生でした。
メールから数日後に初の往診。小麦の場合はおもにキセノン光での治療をお願いしていましたが、施術の前にいろいろ悩みや相談ごとをきいていただきました。
毎回適切なアドバイスをいただけて、飲み薬や塗り薬などについても丁寧に説明してもらえて、この先生は信頼できると確信しました。
さらに、わたしが介護サポートのため試行錯誤して考案した様々なアイテムに先生はとても深く関心をもってもらい、自分のモチベーションにもつながりました。もはやこの期間のかかりつけ医は鈴木先生でした。
とにかく小麦が亡くなる10日前まで往診以外にもメールでアドバイスをいただけたり、いつも親身になって診察や施術をしていただきました。とても感謝しています。本当にありがとうございました!
いまも愛犬の介護に奮闘している飼い主さんはたくさんいると思います。
悩み、苦しみ、時には後悔に苛まれることもあると思います。
それらは全部愛するがゆえの葛藤なのだと思います。小麦の場合、20年4ヶ月という柴犬としては長生きな一生を過ごせることができました。
個体差はあるかと思いますが自分の介護サポートは長生きに貢献できたはずだと思っています。
介護中あの時こうした方がよかったかな、などと考えることもありましたが、総括すれば小麦への愛情は最後まで目一杯ずっと注ぎ続けたと胸を張って断言できます。
だから寂しさはありますが、悲しさはありません。
最後に。
いまも介護に奮闘されている飼い主さんの役に立つがどうかは分かりませんが、小麦の介護中の記録がびっしり詰まったブログとインスタグラムを紹介します。
悩んでいる時の息抜きになったり、なにかヒントが見つかれば幸いです。
ブログ:https://com-returns.blogspot.com/
インスタ:https://www.instagram.com/oomugi