9歳のゴールデンレトリバー 股関節形成不全症 鍼灸治療をおこなっています

施設診療(横浜ワンコット)での診療です。

9歳のゴールデンレトリバー

3歳の頃、突然動けなくなり、股関節形成不全と診断されました。
今年5月に、後肢がふらついてきたそうです。
この疾患の特徴的な症状、腰を左右に振って歩く状態をモンローウォークといいます。

初期症状ではこのモンローウォークが見られるようになりますが、この段階ではまだあまり痛みはないとされています。

痛みが出るようになると、散歩を嫌がるようになったり、散歩の途中で座り込んでしまったり、坂道や階段を嫌がるようになることがあります。

進行するとふらふらと歩くようになったり、全く歩くことができなくなることもあります。

治療法について
軽症である場合には、消炎鎮痛剤の服用、運動制限、体重管理などの治療法が用いられることがあります。重症である場合には、手術も選択肢のひとつとなります。

このわんちゃんは、リハビリと鍼灸治療をおこなっています。

リハビリで筋肉をつけるのと同時に、鍼灸で使った筋肉の疲労を取ったり、股関節の痛みや炎症を取っていきます。
後肢をかばい、前肢に負担がかかりやすくなるので、前肢関節のケア、股関節の状態を安定化していきます。
また後肢に負担がかからないよう注意しながら、後肢の筋肉をつけて行きます。

まだ3回目で始まったばっかりですが、ふらつきも少しずつ良くなっています。

いつも元気いっぱいですが、治療中はおとなしくしてくれ、とてもおりこうにしてくれます。
引き続き治療を行います。

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