14歳のプードル 前十字靭帯断裂 手術をしない治療

 
施設診療(横浜ワンコット)での診療です。
以前から別件で診察をしている14歳のプードルです。

ある日階段を降りてから、急に後肢を挙上(後ろ足を上げた状態)になり、大学病院の検査で前十字靭帯断裂との診断を受けました。

外科手術をするか、保存療法で経過を見るかの判断になりました。
肝臓に疾患があり、麻酔をかけるには慎重にあたる必要があります。

手術のメリットやリスクを説明した上で、飼い主さんのご意向により、先ずは麻酔をかけない方法を選びました。
経過が芳しくなかったら手術を再度検討するということでで進めることになりました。

前十字靭帯断裂は、犬で多発する膝関節疾患の一つです。羅患動物の体重や体格、肥満度が影響することがあります。
体重15kg以下の動物では、保存療法で約70%は跛行が改善されると言われています。

漢方の消炎鎮痛剤とサプリメントに切替え、キセノン光治療を週1回行っています。
ちょうど3週間が経ちました。

ゆっくりだったら4本足で歩けるくらいまで良くなってきました。

運動をしないと筋肉が落ちてしまうので、無理が無い範囲でゆっくり歩くリハビリをして経過観察をしてます。

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