ＧＤＢ主催の愛犬飼い主セミナーを開催

2015年11月15日、ＧＤＢが主催するはじめての愛犬飼い主セミナーが開催された。

会場となった名古屋市公会堂第3集会室には中部地区在住の愛犬家12名が参加、講師の鈴木玲子（ＧＤＢ代表／獣医師）の話に熱心に耳を傾けた。

前半は、このセミナーのテーマ「今日から出来る！簡単♪ お家で愛犬の健康チェックをしよう！」に関しての基礎知識を、講師の説明に沿って参加者が共有。

まず大前提として、愛犬の異常に最初に気づくのは飼い主だということを再認識すること。愛犬の小さな変化にいち早く気づくことができれば、病気の早期発見につながり、重篤な病気の予防にもなる。

そのためには「正常と異常」の違いを知る必要がある。体重（体型）・食欲・便・尿・脱水・嘔吐・貧血・呼吸数・目・耳・鼻・皮膚・口・歯・痛み・出血・跛行・脱臼・無気力・咳などについて、写真や図表を参照しながらそれぞれの「正常」と「異常」が示唆された。

また、なんらかの異常に気づいて動物病院を受診する際に、愛犬の問題点をどのように獣医師に伝えればよいのか、その注意点を確認。ＧＤＢ作成のチェックシートの活用法も伝授された。

後半は、参加者から事前に寄せられた質問について、ディスカッション形式で理解を深めていった。

参加者アンケートには、「飼い主は犬のことを勉強すべきだ、一緒にいるのは飼い主なんだから、そう思わせてくれたセミナーでした」「うちのこはまだ若く、病気などの経験がないため、これから高齢になるにつれて今日の話が役立つのではないかと感じました」「時間がもの足りないと感じるくらい密度が高く、もっと話し合いの時間とかあればよいと思いました」など、多くの意見が寄せられた。

ＧＤＢでは、今後も各地で同様の愛犬飼い主セミナーなどを開催し、愛犬が伴侶動物（コンパニオン・アニマル）として受け入れられる社会づくりに貢献する予定である。
（Ｈ）